見張り員

---

待っている間に、胸にも背中にも汗が流れるのが分かる。撮り終えると木陰に駐車してある車に急ぐこと５分。車で涼んで３０分後の列車をどうしようかと悩む。 もうこのようなことはできないなあ。

---

牧草地は牛糞堆肥で地味は豊で夏草も元気に成長する。真夏の強い日差しの下、胸丈程までに伸びた草いきれの中をかき分けてかぶりつき席で二次型ＥＨ５００を待つ。フルコンテナの先は伸びた若竹に半ば遮られているなあ。
この炎天下を徒歩で点検して歩く保線員の仕事は日陰がない。工事個所で列車の接近を監視する見張り員も同様だ。安全運行はを下支えしている皆さんがあるから成り立っているのだ。